沈黙の臓器と言われる肝臓を始めとして、食道や脾臓など、疾患があっても症状が現れない臓器は極めて多いです。
そんな内臓の検査をするのが、内視鏡検査です。
ここでは、内視鏡検査を浜松で行う場合に役立つアドバイスをご紹介しましょう。
クリニック選びの基準1.信頼できるクリニックを探すべし
浜松で内視鏡検査のクリニックを探す場合、選び方の基準として第一に挙げられるのが、信頼できるところを中心に探すということです。
何度も通うクリニックの場合は通いやすさを重視したほうが良いケースは多いですが、基本的に内視鏡検査は問題がなければ2~3年に一度通う程度ですので通いやすさよりも信頼できるかどうかを重視したほうが疾患を見つけやすく、早期対処が可能になります。
無難なのは市民病院を始めとした地域に根づいている大病院に通うことです。
浜松なら浜松医療センターが当てはまります。
大病院は対応がしっかりしていることが多く、信頼性でいえば最も安定しているといえるでしょう。
しかし、こうした大病院は患者数も膨大なため、内視鏡検査の申し込み一つとっても大幅に時間を取られることが多いのがネックです。
待ち時間が短く、なおかつ対応がしっかりしていて信頼できる病院を探すのであれば、専門性がはっきりしている病院を探すのがおすすめです。
内視鏡検査を行うのであれば、消化器内科を専門としているクリニックを探すことになります。
こうした専門性がはっきりしているクリニックは、専門医資格を所持している事が多いです。
なお、浜松でもたまに消化器系内科だけではなく外科や内科、皮膚科などすべてを兼任しているクリニックがありますが、こうしたクリニックで規模が小さい場合、専門性に乏しく、期待していた診察が受けられないことがあります。
よって、すべてを見ることができるクリニックよりも、何か一つの分野に特化しているクリニックのほうが、安定しておすすめできます。
クリニック選びの基準2.院長や医師の実績をチェック
浜松でクリニック探しをする時、医師の実績と腕前は、信頼できるか否かを分ける重要な指標の一つです。
特に、経験のある医師が在籍している場合、内視鏡検査の時間は大幅に短縮される可能性が高いです。
内視鏡検査は医師の腕前によって内容が大きく変わります。
また、内視鏡検査の経験が豊富な医師であれば、患者に苦痛を与えずに挿入でき、検査も短時間で終わります。
時間が短縮されることで、受ける側の苦痛もより少なくなるのです。
また、内視鏡検査で特に重要とされる大腸腺腫発見率(ADR)の高さにも、医師の腕前は影響します。
内視鏡検査は、ただ内視鏡を挿入して内臓を見れば病気がわかるというわけではありません。
腫瘍の中には極めて見つけづらく、見逃してしまいかねない腫瘍も数多くあります。
そうした腫瘍の中には悪性腫瘍として成長するものもあるので、がんになるリスクも増えてしまいます。
基本的に、ADRの限界値は60%前後だとされています。
したがって、クリニックできちんと60%に近い数字を提示していれば、そこのクリニックは信頼できる医師がいるという可能性が高くなります。
浜松はクリニックを見つけやすい?
浜松は、日本でも医療体制が整っている地域です。
1974年から開業医と総合病院が輪番制で夜間救急に対応する「浜松方式」というシステムが導入されており、他にも、日本で初めて遠隔デジタル健診システム(がん検診の画像をインターネット経由で医師会に転送し、専門医がより正確な検診をするシステムのこと)を取り入れた地域として知られています。
そんな浜松だからこそ、内視鏡検査といった病気を未然に防ぐための取り組みにも熱心であり、内視鏡検査に力を入れているクリニックは多いです。